4年ぶりに神宮寺勇太くんを観に行った話
私はKing & Princeの神宮寺勇太くんが好きだ。
その過程は前回のブログを読んでくださるとよくわかるので読んでください。
とにかく、好きだ。
私は2016年くらいから神宮寺勇太くんを画面越しでも観ることが少なくなり、デビューして4ヶ月くらいまで現役のオタクではなかった。
私が最後に観た神宮寺勇太くんはセクパワ大阪2015年5月4日。
実に1560日ぶりに神宮寺勇太くんを生で観たのだ。
私が最後に観た神宮寺勇太くんは、まだビジネスチャラ男を抜けきれず、髪の毛も金髪で、トラフィックジャムという曲ではストリート系の服を着ていてメッチャヤンキーだった。
それと同時に落ち着きも出てきて、今の国民的彼氏であり好青年な神宮寺勇太くんも、好きだよという曲でみんなが制服を自由に着崩す中で1人シャツインし、ネクタイを締めるスタイルで登場したり、ところどころ垣間見れたりした時期だった。
まぁ、何が言いたいかというと、神宮寺勇太くんは大人になっていた。
自分はあの頃から何も変わっていない気がするのに、彼はいつも先を歩いている。
常に自分の見せ場、ではなくメンバーを立てたり、抜かれているのにカメラを見ずパフォーマンスをしたり、彼の動きから必死さはなくなった。
信頼と安定が彼を強くしていた。
チャラいかチャラくないかでいうと多分チャラい部類に入るとは思うんだけど、落ち着きとゆったりとした優雅な仕草、誠実な言葉選びで、甘い言葉を囁くチャラさとそれを本気で伝えてくる真摯さを両立させている不思議な人だ。
曲中で彼は、セリフを言うタイミングでもなんでもない時にファンに「愛してるよ」と言った。
溢れるように出てきた言葉は、カメラ目線で決めるファンサより私たちの心を撃った。
茫然と立ち尽くすほかなかった。
あまりに真摯な言葉だった。
彼はこちらからの愛を疑うことなく受け止めて、返そうとしていた。
みんなが愛情を伝え合う、眩しい空間だった。
私は残念ながらファンサービスを貰えなかったけれど、団扇はあったらあっただけ嬉しいって、彼らも私たちも知ってるから、彼らのコンサートを彩る飾りになれたと思うとなんだか誇らしくなるぐらいには満足だ。
それに、私の周りの多くの人たちがファンサービスをもらっていた。
私が受けた流れ弾の数がそれを表していると思う。
彼らが団扇に答えないわけじゃない。
数が多いんだ。
そんな幸せな事あるか。
先輩のライブで、もちろん先輩の団扇しかない中で、自分の団扇をみつけてファンサービスしなくてもいいんだ。
答えられないくらい、あるんだ。
夢みたいだろ。全部、あのおっきい会場、ほとんどがKing & Princeのファンだよ。
彼らは一瞬で人を幸せにする天才だった。
ファンサービスをもらって喜び、彼らがトロッコで行ってしまってから隣の友人と抱き合って跳ねる彼女たちは本当に可愛くて、その瞬間こそ彼らに見せてあげたくなるんだ。
こっちまで幸せになるよ、おめでとう、よかったね!!!って関係ないのにハグしたくなる。
本当に彼らは多くのファンに答えていて、死ぬほど流れ弾を受けたけど、どんなファンサービスをしていたかは多くの人が見れるブログやツイッターでは言わないと心に決めた。
ファンサービスと言うけれど、サービスなんかじゃなくて、彼らがあげたいからあげるし、ファンが欲しいから受け取る、プレゼントのようなものだと思う。
あのプレゼントは彼女たちのものだ。
私は渡している現場をチラ見しただけで、あのプレゼントは私のものではないから、言わない。
こんなものもらって幸せなの!って言う権利は彼女たちにある。
あの空間はKing & Princeのメンバーと彼女たちしかいなかったはずなんだ。
側から見れば、私たちはアイドルに陶酔する痛い人たちなのかもしれない。
じゃあ、貴方は??っていつも思う。
貴方は反射的に歓声を上げるほど、涙を流して感動するほど、誰かに、何かに心を揺さぶられることはないの??
それってすごく寂しい人生じゃん。
ご飯いらなくなるくらい胸がいっぱいになることはないの?
本当に些細なことで笑いが止まらなくなって、みんなでずっと笑いあったりすることはないの?
楽しい気持ちが溢れ出してみんなで川沿いの道を歩きながら大好きな曲を口ずさんで踊るように歩くことはないの?
私はそれ、全部King & Princeが叶えてくれたよ。
ライブ終わりにご飯食べに行ってもお腹空いてるはずなのに全然食べれなかったり、岸くんとお揃いのチアシード柄のズボン買おうかなとか言って馬鹿みたいに笑いあったり、人混みの中で「街の人混みに紛れながら〜」って口ずさんで笑いながらみんなで歩いたり、こんな時間が続けばいいのになって思うこと、コンサートの時間以外にもいっぱいあるんだ。
中高の友達なんて片手で足りるくらいしか連絡取らないのに未だに高校生の時から仲良くしてくれる友達がいたり、何の用事もないのに遊びたいからって理由で会いに行ける友達がいたり、全部、全部、King & Princeが結んでくれた仲間なんだ。
彼らは小さい頃からの仲間とデビューした。
意図的ではなくグループが分かれたり、もしかしたら裏切り裏切られるかもしれない不安、嫉妬、全て乗り越えてデビューした。
今回、彼らはKINGとPrinceの曲を5人で歌った。
沢山の悲しいことがあったから、5人で歌うことを否定的に受け取る人もきっといると思う。
でも私は、すごく嬉しかった。
彼らはもう、Mr.KINGでもPrinceでもないんだ。
King & Princeなんだ。
描いた未来も終わらない夢も6人で叶えていくんだ。
それをすごく感じたコンサートだった。
だからこそ、1人の不在は、ありえない存在感を発していた。
神宮寺勇太くんの横にはいつも岩橋玄樹がいたから、私が観るコンサートには必ず岩橋玄樹がいた。
誰よりもファンサービスに答える彼は今、どうしてるだろう。
ファンの声に答えられないことを悔やんでいたりするだろうか。
いいんだ。
君が今、生きてることが大事だ。
これからも、生きていることが大事だ。
君ができなかったファンサービス、Prince Princessの曲の間、5人がしてくれたよ。
沢山の人がどうしてPrince Princessをファンサ曲にしたの!?と言っていた。
私もそう思った。
Princeにとって本当に大事な曲だから。
でも、沢山のファンに応えながらPrince Princessを歌う彼らは岩橋玄樹の不在を誰よりも真剣に考えていたと思う。
Prince PrincessはPrince3人がいなければ完成しない。
Mr.KINGだってそうだろう。
彼らの始まり、THE DREAM BOYSは3人揃っていなかったら完成しないだろう。
それは5人で歌っていようと、同じだ。
だから、ファンサ曲にした。
5人のまま歌いたくなかった。
岩橋玄樹がファンにあげられなかったファンサービス、5人でこの曲の間、全部使って渡す。
そう決めたのかもしれない。
都合いいかな。
でもそう思っていたいよ。
彼らだって踊りたかったはずだ。
あんなにファンとみんなで踊れる曲、滅多にない。
みんなの近くに行って、みんなとプリプリを踊ることがファンサービスだと言わんばかりにサビはずっと踊っていた。
だから、私もずっと踊った。
私はアリーナじゃないからファンサを受け取る事はできないけど、プリプリの踊りを揃えてあげるっていうプレゼントを彼らに送る事はできるって思った。
待ってるよ、玄樹くん。
6人で歌うPrince Princessの真ん中に、君がいること。
KPQPで私たちが繋いだ歌詞を、君が紡ぐこと。
ショオは最後の挨拶で、
「俺らはCD聴けばいつでもいるし、雑誌を開けばいつでもいるしテレビつければたまに映ってるから、そんなに寂しがらないで。いつだって繋がっているよ」
って言った。
この人スゲーって思った。
ファーストコンサートでは、デビューして距離が遠くなったって言う人もいるけど俺たちはいつもそばにいるよって言ってた。
ファンサービスの言葉なんかじゃなくて、真剣だった。
ショオの真摯さはありえないぐらい真っ直ぐで彼の強さを感じる。
本気で思ってる。
多分、ショオ自身がいつもファンの存在を感じているからだと思う。
私はアイドルじゃないから、いつ感じているのかはわからないけれど、ショオがファンを近くに感じているから出てくる言葉なんだと思う。
裏なんかない。嘘なんかじゃない。
彼は本当に私たちを近くに感じているんだ。
少し、自分が恥ずかしくなった。
神宮寺勇太くんを好きな私は、彼が私の前の花道を通った時、目の前にいるのにすごい距離を感じた。
なんてこの人は遠いんだろうって思った。
それは、アイドルだから絶対プラベで会えないとか私は好きだけど彼は私を認知してないとかそういうことじゃなくて、私が人間としてのレベルでこの人に追いつけることはないんだろうなって思った。
努力も、真面目さも、人を幸せにする力も、なにもかもこの人には勝てないんだって思った。
なに競ってんだよって思うかもしれないけど、本当に、私がこんな凄い人を一方的に好きなことを応援とかそんな言葉で表していいのかなって思った。
そう思うと、言葉が出なかった。
ジンくんって呼べばいいのか、勇太さんって呼べばいいのか、もうわかんなくなって、とにかく貴方を好きな人がここにいるよって、団扇を見やすいよう動かさずに胸の高さで持つことしかできなかった。
きっと彼らはみんな自分と同じぐらい努力してるし、真面目に仕事や勉強に取り組めるし、人を幸せにする力を持ってると思ってる。
だから、みんなが誇れるようなKing & Princeになるからってショオは言った。
私もKing & Princeが、俺たちのファンはスゴイよってちゃんといい意味で言えるようなファンでいたいと思った。
私たちがキンプリが好きって言っても周りが笑わないアイドルになってくれるなら、私たちもキンプリが好きって言っても笑われないようなファンになる。
アイドルにうつつを抜かしてるからそんな人生になるんだなんて言わせない。
私の人生はアイドルが、King & Princeがいたからこんな素敵な人生になったんだって言ってみせる。
ちなみに私はアンコールが終わって、みんながスゴイ軽く、またね〜、じゃあね〜って言ってるのを見て泣いた。
そんな、よく会う友達とのさよならする時みたいな、そんな言い方しないでよ。
また、なんていつ来るの。
って、すごい悲しくなった。
今思うとそんな些細なことで泣くなよって思うけど、本当にすぐ会えると思ってるんだ彼らは。
いつも近くにいるから。
いつも感じてるから。
毎日が凄いスピードで過ぎていくから。
きっと5周年も10周年もすぐだ。
すぐ来る。
私がKing & Princeにまた会える時もすぐだ。
人生なんてあっという間だ。
そんな短い人生で、King & Princeに会えたこと。
大切にしたいよ。
King & Princeのお陰で仲良くなった友達も、頑張れた仕事も、悲しかった思い出も、楽しかったコンサートも、全部宝物だ。
神宮寺勇太くん。
4年ぶりだったんだ、君を見るのは。
4年だってすぐだった気がするから、次もすぐだよね。
君は努力の人だから、そんな人を好きになったのは私の人生の糧だ。
よくダラけちゃうし、やらなきゃいけないことだってよく後回しにする。
たまには許してほしい。
でも、君に人として追いつこうとする人でいたいよ。
多分追いつけないけど。
追いつこうとする努力はする。
君のファンだからね。
いつだって君は私の光だ、って。
そう思えるコンサートだった。
こんな楽しくてこんな眩しい時間、存在するんだって、夢みたいだった。
また今度。
すぐ会えるね。
じゃあね。
それまで、私が誇れるKing & Princeで居続けてね。
私も、君たちが誇れるファンになるよ。